豪雨が続いていますね。我が家の前も川のようになってしまいました。
なんだかこんな雨続きで夏が終わると思うと寂しい気持ちになります。
ところで、高橋の今年の夏の思い出は家族との三泊四日北海道旅行でした。定山渓や層雲峡、小樽などを回りましたが、中でも特に印象に残ったのは旭山動物園です。
旭山動物園は、10年前までは毎年入園者が減少し、企業でいうと倒産寸前の状態でした。
それを新任の園長小菅正夫氏が見事に立て直し、いまや上野動物園を抜いて日本一の入場者数を誇るまでになっています。
なぜここまで立ち直ったのかというと・・・・小菅園長が動物園の存在意義から見直したからなんです。
それまでの動物園の提供価値は「たくさんの動物を見せること」でした。これだと、お客さんをひきつけるには、「動物の品揃え」が必要になってきます。なので小菅園長は旭川市に対して動物を増やすための仕入れ費用だとか施設増設などの予算をお願いしますが、当然赤字の動物園に投資はできませんから、市の答えは当然NO。
困った小菅園長は動物園とはいったいなんぞや?という自問自答をはじめたそうです。
「なんで人は動物を見に来るんだろう?」
「どんな気持ちになったときに動物を見たくなるんだろうか」
「子供が来たいからとか、暇つぶしの定番だから、とかじゃないはずだ」
そこで出た仮説は、「人は動物を見ることで、『生きる力』をもらう!」 でした。
提供価値をそう考えると、とるべき戦略は「いまいる動物たちを生き生きとさせること」になります。こうなると低予算でもできることがいっぱいあります。
動物たちの迫力ある食事姿を見るもぐもぐタイム、おなじみ冬のペンギンの園内行進、アザラシがお腹を見せる円柱トンネル・・・
職員たちも、「動物たちがいつも元気で活動するようにはどうすればいいか」だけを考えるようになり、まさに数字を追わずに動物満足(AS?)を追うようになったのです。このあたり、数字重視から社員満足重視へシフトして再生する会社とおんなじですね。
また、自分たちが何屋なのかを再定義すると、戦略も当然ながら大きく変わってくることも参考になります。
遊んで楽しかったし、ビジネスのヒントも満載だったし、有意義な旅行でした。
■塾長おすすめ本 「旭山動物園革命」小菅正夫著(角川ONEテーマ21)
環境が悪い、予算がない、人財がいない、それでも知恵を絞れば日本一になれる!

■あとがき
いよいよ月曜に「後継社長という人生」が発売です。 土曜は「静岡ビジネスレポート」の取材を受けました。これからも積極的にメディアの取材に応じ、この本のよさをアピールしていきたいと思います。
「後継社長という人生」(かんき出版)

■後継者塾革新コース
いよいよあと一ヶ月に迫りました。
後継社長に必要なノウハウをコンパクトにまとめました。ご参加お待ちしています!
名古屋革新コース:10月11日から
ご案内はこちらから
東京革新コース:11月1日から
ご案内はこちらから












